【症例】剣道中の左アキレス腱断裂(30代男性)

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剣道の稽古中にふみ込んだタイミングで左足のアキレス腱を断裂してしまった患者さまです。

6段合格を目指し、本格的に練習に取り組んでいたところ、断裂をしてしまったそうです。

実際の断裂した足の状態や施術の方法をご紹介いたします。

1.アキレス腱断裂の瞬間

剣道はアキレス腱断裂の多い競技ですが、断裂するタイミングは左足で床を蹴って前に踏み込んだ瞬間です。

今回の患者さまの場合も同様のタイミングで、バチン!という断裂音と同時に足に何かがぶつかったような感覚があったそうです。

アキレス腱断裂はアキレス腱が最大限伸びきった時に地面を蹴れていないと切れてしまいます。

剣道では左足がつねに後ろ足になっているため、アキレス腱断裂が多発する競技の一つです。

2.エコー検査の様子

断裂部位をエコーを使って画像として映し出します。

今回の患者さまの場合、完全断裂ではなく一部がつながったままの部分断裂だと判断できました。

正常であれば白いスジのようなものが一定の感覚でならんでいますが、断裂した部分は黒く穴が空いたような状態になっています。

アキレス腱断裂から2日後のエコー画像

3.保存療法での固定

一度ご自身でアキレス腱断裂についてインターネットで調べたそうで、

病院での手術ではなく、当院での保存療法からリハビリまでをご希望されて来院されました。

【断裂〜2週間】アキレス腱断裂ではつま先を伸ばした状態で固定をするため踵に高さを出すためのヒールを入れて固定を行います。

【2週間〜4週間】角度を変えて再び固定をします。踵に入れるヒールは初回よりも小さくします。

【4週間〜5週間】シーネ固定と言われるL字型のギプスのうえから包帯を巻いて固定をします。この時足首は直角の状態になります。この時期からリハビリも開始していきます。

4.リハビリ期間

アキレス腱断裂保存療法の拘縮に対する筋膜リリース

固定期間終了後は筋膜リリースと運動療法によるリハビリ期間に入ります。

主に足首の可動域改善とふくらはぎの筋力回復を行います。

大木接骨院の保存療法は固定中一定の期間ごとに足首の角度を変えて固定を行うため、極力関節拘縮が少なくなるように固定しています。

それでも足首は硬くなるためリハビリをしっかりと行うことが予後をよくする上で重要です。

今回の患者さまの場合、元々足首が硬く固定期間終了後は拘縮が比較的強く出ていましたが、

筋膜リリースを継続することで元の可動域まで改善をすることができ、全体6ヶ月弱で通院を終了することができました。

6ヶ月ほど経つと日常生活ではほぼ問題はありません、今後剣道復帰に向けてご自身でトレーニングを続けていただくようになります。

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