【症例】バドミントンでのアキレス腱断裂(20代男性)

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バドミントン中に1歩足を後ろに引いた際に左足のアキレス腱を断裂してしまいました。

一度整形外科で診察をしたものの、保存療法を希望されたとのことで、当院を見つけて来院してくださいました。

1.受診当日(エコーから固定)

●エコー検査

エコー検査をした結果、ほとんど完全断裂に近い状態だと判断でき、

トンプソンテスト(ふくらはぎをつかんだ時に足首が動かなかったら陽性)を実施したところ陽性となりました。※動画あり

完全断裂でも部分断裂でも回復の具合にあまり差はなく、他の患者さまと同じく保存療法で回復できるという説明をしたところ、ご納得いただいたので保存療法での施術を開始いたしました。

●固定の様子

足首を底屈位(つま先を伸ばした状態)でギプス固定を行います。

かかとに高さを出すためのヒールを装着するため、歩行可能になります。(松葉杖推奨)

初日から約2週間固定をつけたまま生活をしてもらいます。

2.断裂から2週間後

アキレス腱断裂のエコー比較画像

一度固定を外し、エコーでアキレス腱が回復してきていることが確認できたら足首の角度を変えて再固定を行います。

この時点でアキレス腱はくっついてきているものの、まだアキレス腱の強度は弱いく、再断裂をする可能性が高いため固定をする必要があります。

3.断裂から4週間後

バドミントンでのアキレス腱断裂のエコー検査

再び固定を外し、エコーでアキレス腱の回復具合を確認します。

断裂時にあったアキレス腱の隙間は埋まってきていて、無事にくっついていることが確認できました。

ここから固定の方法を変え、シーネと言われるL字型のギプスを使い足首を直角にして1週間固定を行います。

この段階で徐々にリハビリを行います。

4.断裂から1〜2ヶ月

アキレス腱断裂保存療法に対する可動域改善のリハビリ

リハビリはチューブを使った足首の曲げ伸ばしと、両足でのヒールレイズを中心に行いました。

この時期に無理をして動くと再断裂のリスクが非常に高いため、普段はアキレス腱用のサポーターをして歩いてもらい、走ったりはしないように注意してもらいます。

断裂をする前から元々の足首が硬かったため足首の可動域制限が強いことと筋力低下により、歩くときは足を少しずっているような歩き方になっています。

5.断裂から3〜4ヶ月

3〜4ヶ月ほど経過した時点で片足のヒールレイズ、ジョギングが可能になりました。

元々運動を頻繁にしていたこともあり、比較的筋力の回復は早い方でした。

可動域も順調に改善してきていて、まだ少し制限が残っているものの反対足と比べても、8割ほどは改善してきました。

まだスポーツ復帰レベルではありませんが、大きな痛みや問題などなく順調に回復してきてます。

6.断裂から5〜6ヶ月

半年ほど経過した時点で、可動域の左右差は無くなりました。(むしろ反対足よりもよい状態になりました!)

筋力差は若干あるものの、ジャンプ動作も問題なくできるため、十分スポーツ復帰が可能と判断しました。

まだバドミントンはできていないようですが、今後再開していくとのことです。

可動域、筋力ともに十分なレベルまで回復したため、約半年で通院終了となりました!

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