【症例】バスケットボール中のアキレス腱断裂(40代女性)

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バスケットボールのプレー中に右足のアキレス腱断裂での来院です。

断裂の瞬間はパスを受けようと右足を後ろに引いた瞬間で、バチンという音を右足から感じたそうです。

最初に整形外科を受診し、手術を提案されたようでしたが、ご本人の希望で保存療法を選んだため当院へ来院されました。

1.受診当日

エコーで断裂の具合を確認後、

ギプスで右足首を底屈位(つま先を伸ばした姿勢)で固定して、松葉杖を使いながらの生活してもらいます。

アキレス腱断裂受傷当日の外見
アキレス腱断裂へのギプス固定

2.断裂から2週間後

一度ギプスを外し、エコー検査でアキレス腱の状態を確認

検査後、足首を約30°曲げて再びギプス固定を施します。

アキレス腱断裂を超音波画像で検査しています
アキレス腱断裂の固定をギプスカッターで外す

3.断裂から4週間後

再びギプスを外し、エコー検査で状態を確認

アキレス腱の癒合状態は良好だったため、シーネ(L字型の固定具)で足首をほぼ直角の状態で固定します。

このタイミングで松葉杖なしでの歩行が可能になります。

※シーネの上から包帯を巻いて固定するため、取り外しが可能

アキレス腱断裂のシーネを包帯固定している様子

4.回復の経過

●受傷から約1ヶ月後

3日に1回の頻度で来院

来院のたびにシーネ固定を一度外して、筋膜リリースで可動域改善とチューブを使っての底背屈運動(足首の曲げ伸ばし)を開始

●受傷から1ヶ月と2週間

シーネ固定を外して包帯固定のみに変更

引き続き3日に一度の頻度で来院を続け、筋膜リリースと運動療法でリハビリ継続

※この段階で足首からふくらはぎにかけて筋肉痛にような症状がでたため筋膜リリースで対処しています。

●受傷から約2ヶ月

包帯固定を終了して完全フリーの状態での生活開始

筋力回復のため両足カーフレイズをリハビリに追加、この段階では右足に2割くらい体重をかけています。

●受傷から約3ヶ月

仕事復帰(立ち仕事)

カーフレイズで8割くらい右足に体重をかけられるようになってきて、通常速度で歩くことも違和感がなくなってきました。

●受傷から約4ヶ月

ジョギング開始

日常での歩行はほとんど問題なくなってきたため、軽めのジョギングを開始して筋力回復を目指します。

運動療法では両足のホッピング(軽めのジャンプ)を追加していきます。

●受傷から約5ヶ月

ランニングスピードもあがり運動強度があがり、足首の可動域も直角位から20°くらいまで曲がるようになっています。

運動強度を上げたところで、足首前面にしびれとアキレス腱付近に痛みが出たため筋膜リリースで対処しています

バスケットボールも徐々に再開し、試合等には参加していませんがシューティングなどの軽めの練習を始めています。

●受傷から約7ヶ月

無事スポーツ復帰も可能になり、日常生活にも特に問題はなくなったため施術終了となりました!

ふくらはぎの筋力差はあるものの、筋力は長期間かけて回復させていくため、ご自宅で運動療法を続けてもらいます。

アキレス腱断裂を保存療法で施術しています。
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