アキレス腱断裂の施術について
施術者自身がアキレス腱断裂経験者のため、
患者様の不安な気持ちを理解した上で施術を行います。
アキレス腱断裂で大事なのは、可動域と筋力の改善!!
そのためには、保存療法!
アキレス腱断裂の2つの施術
保存療法


大木接骨院なら、あなたの足で運動できる状態まで施術します
私たちはアキレス腱断裂の施術での施術で、この「3つの強み」があります。
① 保存療法

手術とは異なり、傷跡を作らずにアキレス腱の修復ができます。
② 可動域を広げる筋膜リリース

炎症でアキレス腱周囲の組織が癒着するため、固定後に足首の可動域が硬くなります。
指先の熟練したテクニックで必要な場所を的確にはがします。
③ 筋力を上げる運動療法

マンツーマンで行うので、
患者様の筋力や可動域の回復具合に応じて適切な運動療法を行います。
1.保存療法について
瘢痕を残さない保存療法をオススメ
最新の研究では、手術と保存療法のどちらを選んでも、結果はあまり変わりません。
筋力低下は後療法の工夫で予防でき、長期的には手術療法群との有意差はありません。
再断裂率は手術のほうが若干低く、再断裂しにくいですが、近年は超音波検査による保存療法の施行により10%以下に改善しています。
厚生労働省委託事業「Minds ガイドライン ライブラリ」参照
①GradeA:再断裂率は手術療法で低く保存療法で高い。
②GradeB:保存的装具療法における早期運動療法は機能回復面からも有用といえる。
傷口が可動域制限を作りリハビリを遅らせる
手術では必ず皮膚を切ります。
そして、その部分は手術跡(瘢痕:はんこん)となり、可動域制限を作ります。
だから、傷口を作らない保存療法がオススメなのです

傷口は繊維組織というもので接着剤のようにして傷口を塞ぎ、
その際に皮膚や皮下の組織がくっつき合ってしまいます。
つまり手術跡は可動域を制限する大きな原因となります。
一方、保存療法で手術跡は残りません。
手術跡がない分、可動域は出やすいです。
接骨院(柔道整復師)は保存療法で治す専門家だから保存療法で治せます。
アキレス腱断裂で保存療法を選んだ2名
院長:大木正浩

2016年8月 左アキレス腱断裂

勤務先の専門学校のバスケットボール大会に学生と出場するために、
体力つけようと仕事後の23時位から走り込みを1ヶ月行って、
疲労を蓄積し、バスケットボール大会では5試合連続出場。
左足を後ろに引いて荷重した瞬間に断裂。
施術スタッフ:木村輝稀

2019年4月 右アキレス腱断裂

今まで週1程度で続けていた趣味のバスケットボールをGWの連休で3日間続けてプレイしていたところ、
アキレス腱に過剰な負荷をかけてしまい、
ダッシュをしようと右足で地面を蹴った瞬間に断裂。
仕事しながらアキレス腱断裂の治療
私達はアキレス腱の治療しながら勤務を続けました。
保存療法では入院がないので、大変ですが仕事を休まなくても施術は可能です。
しっかりと固定しますので悪影響はありません。
※本来アキレス腱にストレスをかけないために1ヶ月間(特に受傷1週間)は安静にしておくことが推奨されます。
あとはご本人様の優先順位の問題です。
通勤もゆっくりと松葉杖を使いながらなら可能です。座ったり立ったりもできるので電車通勤もできます。
従業員も保存療法を選んでいる事実
自分たちが売っているものがどれほどの価値があるのかは、売っている本人たちが一番わかっているものです。
例えば、スーパーでお寿司を売っている人たちが、ここで売っているお寿司が一番美味しいと感じているのならば従業員はお寿司屋さんに行くことはなく勤務先で買うことが多くなるでしょう。
大木接骨院も同じです。
本当に安心することのできて、自信のあるものを提供できているから、自分たちがアキレス腱断裂をしたときは保存療法を選びました。
もしこのページを見てアキレス腱断裂に不安を感じているあなた。
ぜひ、私たちにお任せ下さい。
2.後療法(リハビリ)について
大木接骨院はリハビリが強い
大木接骨院は筋膜リリースが得意としています。
そして、この技術がアキレス腱断裂のリハビリで役に立ちます。
アキレス腱断裂のリハビリでの課題は、何と言っても「足首が固くなる」です。
専門用語で言うと、足関節の背屈可動域が低下します。
広告制限があり、結果をココでお約束はできません。
しかし、私たちスタッフ2名はアキレス断裂前と同じ生活行っています。
筋膜リリースがどんな施術なのか疑問に思う方は実際の施術風景をご覧ください。
大木が木村のアキレス腱を筋膜リリースしているところです。
こんな後療法(リハビリ)で悩む患者様にオススメ





アキレス腱断裂後の経過目安
※この経過目安はスタッフの木村の体験をもとに作成しているため全てのアキレス腱断裂に当てはまるものではありません。
運動習慣等によって経過には個人差があるため目安の1つとしてお読みください。
アキレス腱再生のために固定
- 1日目
患部を安静にしアキレス腱の再生を促すために、ギプス固定を行います。
その際、足首の角度はつまさきを最大限伸ばした状態(最大底屈位)にしてアキレス腱を元の長さと同じように治すようにします。
完全断裂か部分断裂かどうかで固定する範囲、強度を変えます。
できる限り小さい固定にし、日常生活を制限しないようにします。
しかし、安易に日常生活を不便にしないように小さな固定にすると、つま先立ちができないなどの後遺症が残ります。
固定の継続
- 2日目〜約2週間
かかとの下にゴムが付いていて、多少不自由ながらも荷重しながら日常生活は行えます。
ただし、この期間は松葉杖を補助的に使っての生活になります。
通勤・通学は可能です。手術と異なり入院はしません。
足首が動かせない状態なのでむくみが出てきます。
足を高く上げる時間を増やしたり、指先を動かすことで対処します。
足首の角度を変更し再固定
- 約2週間後〜
足首を強く伸ばした状態で長期に固定するとそのままの状態で足首が硬くなります。
そのためギプスを取り外し、再度足首の角度をゆるくして再固定します。
ふくらはぎの筋力が低下し細くなっていたり、断裂時の出血がたまっていることが多いです。
その際ににアキレス腱の様子を確認します。
この段階で順調にアキレス腱がくっついているかを超音波検査で確認した後、足首に少し角度をつけて再びギプス固定を行います。
足首の固定角度を直角にする
- 3週間〜4週間目
足首が90°になるようなギプスを作り、上から包帯で固定します。
ここまで足首が曲がるようなれば生活はかなり楽になり、松葉杖なしでも歩けるようになります。
なるべく毎日包帯の交換を行うようにして衛生環境を良い状態に保ちます。
通院時には包帯交換のタイミングで筋膜リリースと運動療法を行い、少しずつリハビリを開始していきます。
1ヶ月後〜
- 1ヶ月後〜
ギプス固定を外して、包帯固定またはサポーターに切り替えて生活をします。
固定か外れると開放的な気持ちになるため、ついつい無理をしてしまい、再断裂をしてしまうケースがあります。
まだまだアキレス腱の強度は回復しきっていないので注意して生活することとリハビリをしっかりと行うことが必要になります。
手技によって可動域を出すこととつま先立ちの運動で、ふくらはぎを鍛えることが主なリハビリ内容になります。
2ヶ月〜5ヶ月
- 2ヶ月〜5ヶ月
2ヶ月ほど経過すると包帯やサポーター無しでも歩いたりすることは出来るようになってきますが、まだ固さと筋力低下は残存していることが多く、走ったりジャンプをしたりするのは難しいです。
3〜4ヶ月経過すると日常生活レベルでは不自由がなくなり走ったりすることも可能になってくるため、運動習慣を取り戻すことが重要になります。
6ヶ月〜
- 6ヶ月〜
半年程経過するとスポーツ復帰の時期と言われています。
競技特性や頻度にもよりますが、いきなり全力で動こうとすると不安感や足首の固さ、筋力の弱さを実感すると思います。
また、アキレス腱断裂による長い固定期間により体の使い方は変化が起きている場合があります。そのため、1年以上かけて以前のような動きを取り戻していくものと考えた方が良いと思います。
アキレス腱断裂は突然起こります。
そして、断裂直後に不安の崖に突き落とされるのです。
私たちスタッフ2名も同じ経験をしました。
このページをご覧になってくれた方は、ぜひ大木接骨院へお任せ下さい。
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アキレス腱断裂による可動域制限
アキレス腱断裂後の施術
接骨院スタッフがアキレス腱断裂②
ギプス固定除去後の関節可動域制限の変化
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