変形性膝関節症と杖のリスク 投稿者:新中野 大木接骨院 投稿公開日:2019-12-29 投稿カテゴリー:ケガ施術 / ブログ / 体の痛みブログ 杖を使う理由 みなさん、こんにちは!今回は‶杖を使うことで起こるリスク“についてお話します!杖を使用する理由として様々なものがあると思いますが、そのなかでも「膝が痛むから体重をかけないようにしたい」という思いの方が多いと思います。ですが、実は杖を使うと膝を含めた他の部位にも痛みが出てしまうのです! 変形性膝関節症とは まずは”変形性膝関節症”について解説します。変形性膝関節症とは、関節にストレスがかかり炎症が生じ、痛みや関節の腫れ、さらに膝の変形が起きるものです。主に高齢者の方に多く、O脚の変形が起きます。なぜ起こるのかの原因はハッキリしていません。一般的には体重、加齢などが関わるとされています。原因がハッキリしないため治療は根本原因を治療するものではなく、対症療法が主となります。痛み止めの内服、関節注射、電気療法、手技療法(マッサージ)などが行われ、「体重を減らす」「杖を使う」などが良いとされています。残念ながら、多くの先生たちは原因がハッキリしないまま施術をしているのです。しっかり研究・勉強している先生とは、想像以上に差があります。是が非でも、日々治療法を研究している先生に、施術をお願いしたいものです。 原因 結果 ?? 痛み・変形など 痛みが出るメカニズム 大木接骨院の考える変形のメカニズムを簡単に説明します。膝に”反り”と”ねじり”のストレスが加わるため痛み・変形などが生じると考えています。個人差はあれ、「この”反り”と”ねじれ”の2つのストレスをどうコントロールしていくか」になります。先程述べたように、「体重を減らす」「杖を使う」などで膝へのストレスを減らすことが良いとされています。しかし、膝が痛いからと言って安易に杖を使うと症状が悪化する可能性が高いと当院では考えます。膝へのストレスを”反り”と”ねじれ”と考えると、杖を使うことで”反り”と”ねじれ”は強くなるのです。では逆に"痛みを軽くするための杖"がどのように症状を悪化させるのか?それを下記の「杖が膝を痛める理由」で解説いたします! 反り ねじれ 痛み 杖が膝を痛める理由 なぜ杖を使うと膝の痛みが悪化したり、他の部位まで痛みが出てしまうのでしょうか?問題は杖をついている姿勢・動作にあります。杖は基本的に健側で持って、痛いほうの脚にかかる体重を杖に分散させます。もし手(杖)に体重を分散する割合を多くしようとすると、健康な膝側と杖の中点に重心が移動します。脚の症状が悪化すればするほど、手(杖)に荷重していきます。重心は杖側に移動するので、痛い膝は体の中心から遠くに位置することになります。この状態で歩くと、膝は内側から外側に押し出されるようになります!杖側に重心がある状態で痛い膝に体重を乗せていこうとするからです。このときに膝は通常よりも多くの”反り”と”ねじれ”のストレスが加わります。 ここまでちょっと分かりづらかったと思います。「膝の動きがイメージできないよ」という方は、ぜひぜひYouTube「変形性膝関節症と杖のリスク」という解説動画を見てください。動画でわかりやすく解説しています。動画の詳細はこのページの一番下を見て下さいね。 O脚は”反り”と”ねじれ”のサイン 先程の女性の写真は比較的健康な人の例ですので、一見するとストレスを想像しにくくあります。膝の悪い例として、もう1例の写真を見てみましょう。下の写真では、両方の足の軸を赤い線で描いてみましたが直線よりも曲線になっているためО脚になっています。О脚はまさに”反り”と”ねじれ”が生じているサインです。痛みが強い人ほど膝を守ろうと伸ばしたまま歩く傾向があります。膝は伸びきっているため”反り”が生じています。また”ねじれ”は、反りながら膝が外に押し出されることで生じます。このように膝が反って、外に押し出されている状態が、O脚を作っているのです。一度膝を外に押し出すような歩き方を始めると、より体の中心から外に位置するので、歩けば歩くほど外へ押し出すストレスがかかります。こうした一連の膝を外へ押し出すストレスは、杖を使うことで生じやすくなり、杖を継続して使用すればO脚がエスカレートしていくのです。 膝が痛いと「膝に負担をかけないように体重を下げましょう!」とよく聞くかもしれません。しかし、実際には痩せて体重が軽くなったとしても”正しい杖の使い方”を理解していなければ痛みは繰り返され、やがて杖を使っても歩けないようになってしまうかもしれません。そうならないために、大木接骨院では”正しい杖の使い方”を運動療法で分かりやすく丁寧にお教えします。しかし杖を使うことで起こるリスクはこれだけではありません!膝の重心がずれて身体全体のバランスが崩れるということは他の関節にも影響があります!「膝が痛い」といって来院して頂いた患者様でも「膝以外にも腰とか股関節が痛い!」と他の部位に痛みが出る方も多いです。 動画での解説あります! ここまでは痛みが出る理由や注意点についてご説明させていただきましたが、わかりにくい部分もあるかと思いますので、動画での解説を用意しました。すぐ下の動画がそれです!クリックしてご覧ください。下記の動画では、以下の2つの点に注目して御覧ください!膝や重心の動き方痛みが出るメカニズム など実際に動いてみたりご自身の症状を照らし合わせながら観てみるのもいいかもしれません。 Youtube Instagram Twitter Facebook 姿勢と動作を変え、原因からの施術を追求する 大木接骨院 新中野駅前院 中野区中央4-6-7 GSハイム中野105 東京メトロ丸ノ内線 新中野駅 徒歩2分 月~水・金曜日 8:30~12:30/15:00~20:00 土曜日 8:30~12:30/14:00~17:00 日曜日 8:30~12:30 木曜日・祝祭日は休診 Tel:03-3382-5730 大木接骨院ホームページ:https://ohki-sk.com/ 頭痛でお悩みの方はコチラ「頭痛への施術」 腰痛でお悩みお方はコチラ「腰痛への施術」 マッサージでは解決しない痛みとスポーツのケガに特化した新中野の大木接骨院 タグ: O脚, X脚, 中野, 変形性膝関節症, 大木接骨院, 姿勢改善, 接骨院, 整骨院, 新中野, 杖, 筋膜リリース, 股関節, 腰痛, 膝, 膝痛, 身体の歪み, 運動療法 Please Share This Share this content Opens in a new window Opens in a new window その他の記事を読む 前の投稿年末年始の診療について 次の投稿2020年も大木接骨院をよろしくお願いします! おすすめ 平坦な道でつまづくのは筋力低下の予兆…??転倒リスクを回避しましょう! 2020-05-27 【症例】ギプス固定除去後の関節可動域制限の変化 2019-07-05 リモートワークと頭痛は関係している!? 2022-10-05 2件のコメントがあります ピンバック: 膝を曲げると痛む |新中野 大木接骨院 ピンバック: スポーツで起こる膝の怪我とは ?|新中野 大木接骨院 コメントは受け付けていません。
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