足首の捻挫(バスケで起きやすい動き)

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目次

1.なぜバスケに捻挫が多いのか

2.足首の捻挫によって起きる症状

3.こんな予兆がある人は要注意(セルフチェック)

4.捻挫をした時の施術

5.今後捻挫をしないためにするべきこと

1.なぜバスケに捻挫が多いのか

●ダッシュ・ジャンプ・切り返しなどのフットワークが多い

●オフェンスとディフェンスの切り替えの展開が早い

●ほとんど止まることなく動き続けるため疲労しやすい

●ジャンプの着地で他の人の足を踏んでしまう

●接触プレイが多い

人と人がぶつかり合うバスケットボールの試合

バスケットの競技特性上、瞬発力を必要とします。

素早い動きから止まったり、切り返す動作などでは足に大きな負荷がかかります。

それに耐えるべき靭帯や筋力が不足していた場合や、そもそもの足首の使い方が異常だった場合に捻挫は発生してしまいます。

2.足首の捻挫によって起きる症状

足首の捻挫で起きる基本的な症状

●疼痛・・・痛みは重症度によって変化します。安静にしていても痛む場合や、動作のみ痛い場合や、患部を押したときだけ痛い場合など度合いの幅は広いです。

●腫脹・・・組織を損傷すると出血が起き、関節が腫れ上がります。これも重症度によって変化しますが、誰が見てもわかるほど腫れ上がっている場合は骨折の疑いも考えられます。

●熱感・・・患部が他の場所に比べて熱を持つようになります。炎症によって血管が拡張し血液が充満することによって発生する熱です。

●発赤・・・患部の色が赤みがかる状態です。これも血液の充満によって発生します。拍動を感じる場合もあります。

●機能障害・・・足首が正常に動かせない状態です。痛みによって動かせなかったり、腫脹が強く圧迫されて動かせない場合もあります。

○皮下出血・・・損傷によって皮膚の下に血液がたまり、内出血のような状態が見られます。時間の経過とともに重力により患部から下に移動します。治るにつれて赤→青、紫→緑、黄色と色が変わり自然と消えます。

捻挫が重度の場合は写真のような出血・腫れが顕著に現れますが、

外見上は異常がなくても関節内で出血していたり、靭帯を痛めている場合も多くあります。

足に違和感がある場合は専門家に相談しましょう。

足関節捻挫での皮下出血

3.こんな予兆がある人は要注意(セルフチェック)

バスケのプレイ中にこんなことはありませんか?

●走っていると足首がグラグラしているように感じる

小指側の足の裏の皮膚だけ固くなる

●切り返し動作で親指の付け根が浮く など…

これらは、足首の骨のはまりが悪かったり、筋力バランスが悪い時に現れます。

片足でかかとを高くあげた時にかかとが内側に向いてしまう人は注意してください、日常的に捻挫しやすい方向に足を動かしている可能性があります。

正常な上げ方

まっすぐああっているかかと

捻挫しやすい上げ方

ねじれている足首

4.捻挫をしたときの施術

基本的な大木接骨院での足首の捻挫の施術の流れは

1.固定(患部の安静)※1〜2周間、包帯やギプスによる固定

2.狭くなった可動域を広げる(筋膜リリース)

3.筋力強化・悪くなった足首の使い方の修正で再発予防(運動療法)

筋膜リリースによる可動域改善と運動療法による再発予防を得意としています!

特にバスケットを続ける上で捻挫のリスクは普通よりも高くなります。

繰り返し捻挫をしていて捻挫グセがついている足でも正しい使い方を会得すれば捻挫のリスクを軽減することができます!

5.今後捻挫をしないためにするべきこと

1.母趾球荷重の意識

捻挫をしやすい人はプレイ中に母趾球でうまく床を蹴れていない可能性があります。フットワーク練習などの基礎的な練習の段階で自分の母趾球に体重をかける感覚をつかみましょう。

2.ヒールレイズを毎日やる

捻挫ぐせのある人は下腿三頭筋という、ふくらはぎの筋肉が弱くなっている場合があります。片脚でまっすぐかかとをあげれるように毎日トレーニングしましょう。

3.自分のカラダの使い方を知る

どれだけ練習やトレーニングをたくさんしてもカラダの使い方が悪かったらすべて逆効果になってしまいます。”右足で切り返すことが多い”などといった自分のプレイのクセを把握することがケガ予防では非常に重要です!

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