今回は治ったようで治らない慢性的な腰痛について解説いていきたいと思います。
◆目次
1.姿勢の乱れで起きる腰痛パターン
2.主婦によくある姿勢の乱れ
3.デスクワーカーによくある姿勢の乱れ
4.下部腹筋の筋力低下
5.理想的な立ち姿勢と座り姿勢
6.効果的な運動療法
1.姿勢の乱れで起きる腰痛パターン
腰の反らせすぎ(非常に多い)
背骨は生理的湾曲といって、元から背中は丸く腰は反るような方向に少しだけ丸まっています。
腰を反らせすぎてしまう人は、「楽だから」という理由で腰を前に突き出した姿勢を長期間続けて腰を痛めてしまいます。
腰のねじれ(多い)
腰のねじれは胸郭と骨盤の位置関係で変化します。
胸とおへそが違う方向を向いていることが腰のねじれに繋がり、腰痛として現れることがあります。
腰のねじれは自分での判断が難しく、シンクの位置やパソコンの位置などの生活習慣の原因が隠れていることが多いです。
猫背(直接痛みに繋がることは少ない)
猫背が直接的に腰痛の原因となることは少なく、同時に”腰の反らせすぎ”が併発することで痛みに繋がることが多いです。
しかし、重症化してくると痛みになる場合もあります。あお向けになっても背中が床につかないほどの猫背では問題となることが多いです。
色々なパターンが組み合わさっていることが多い
当院に来院される腰痛でお困りの患者様のほとんどは”反り腰”、”ねじれ”、”猫背”が同時に起きている方が多いです。
そのため1つだけ変えれば良いのではなく、複数の原因を同時に変えなければ、いけません。
自分の腰痛の原因がどこにあるのかを明確にして自分自身で正しい姿勢になれるようにすることで根本解決することができます。
2.主婦によくある姿勢の乱れ
立ち仕事での姿勢
台所や洗濯ものなどの立ち仕事の際に、よくあるのが”腰の反り”です。
特にシンクにお腹をくっつけて寄りかかるような姿勢を取る人が多くいます。その姿勢のまま左右のどちらかで作業を続けてしまうと、”腰のねじれ”にも繋がってしまいます。
3.デスクワークによくある姿勢の乱れ
デスクワークではついつい背もたれに寄りかかったすることで、骨盤を後ろに倒して猫背になっている場合が多いです。
腰を曲げたことで突然痛くなることは少ないですが1日通して腰を曲げていれば、負担となり腰痛やだるさに繋がってしまいます。
4.下部腹筋の筋力低下
腰痛がある人の多くがおへそよりも下を凹ませる下部腹筋(インナーマッスル)がうまく使えていません。
下部腹筋が使えないと骨盤が前に出てくるのを止めることができず、腰を反らせてしまいます。
5.理想的な立ち姿勢と座り姿勢
良い立ち姿勢
良い姿勢で立つということは、
外見上腰から背中がまっすぐの状態で重心が足の中央あたりに乗っている状態です。
正確に言うと生理的湾曲といって若干背骨は曲がっていますが、外から見てほとんどまっすぐの状態を目指しても問題ありません。
良い座り方
座っているときは骨盤が後ろに倒れたり、猫背になったりしやすいです。
中には姿勢を意識しすぎて逆に反ってしまう場合もあります。
骨盤を垂直に起こして、無理な力をいれすぎない姿勢を目指しましょう!
6.効果的な運動療法
足上げ(下部腹筋の使い方)
ポイント
1,おへそよりも下を凹ませる
2,骨盤の後ろを床にくっつける
3,みぞおちを上げる(背中を伸ばす)
四つ這い(体幹・股関節の使い方)
ポイント
1,肩の真下に手、股関節の真下に膝を置く
2,腰や背中を丸めないで股関節を折り込んでいく
3,腰を反らさないように元の姿勢に戻る
前屈(物を持ち上げる動作)
ポイント
1,最初と最後を正しい立ち姿勢を意識する
2,かかと重心にならないように注意
3,お尻の筋肉で体を支える
動画で見ると簡単そうに見えますが、実際にやってみるととてもむずかしいと思います。
自分の体の感覚と実際の体の動きは意外とずれているため、正しい動作を知っている人に見てもらいながら行うことが望ましいです。
姿勢と動作を変え、原因からの施術を追求する
大木接骨院 新中野駅前院
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