バスケなどスポーツをしていると「足裏の痛み」で悩むことがあります。
そんなとき整形外科などで「足底腱膜炎」と診断され、効果的な治療法がなく苦労している人が多いです。
足底腱膜炎がどうやって「足の裏が痛い状態」になっていくのかを、足の構造や解剖学からみて解説していきます。
足底腱膜炎の原因を知り、バスケットボールで正しい動作の参考にしてください!
1.歩くだけでも足の裏が痛くなる
足底腱膜炎では主に内側縦アーチ(土踏まず)やかかとなどの足の裏に痛みが発生します。
朝のはじめの1歩目やダッシュやジャンプなどで痛みが出やすく、重症化すると日常の歩行でも痛みがでてしまいます。

2.アーチが低下した状態でのプレー
写真のようにアーチが潰れてしまう扁平足が問題となります。

足底腱膜炎での痛みは、足の内側縦アーチ(土踏まず)をつぶしながらプレーすることが原因となります。
アーチがつぶれた状態で、バスケなどの運動強度の高い動きを続けると、アーチが潰れます。
すると、足底腱膜が引き伸ばされ、炎症を起こし、痛みにつながります。

3.アーチがつぶれる原因
体は柔らかいほうが怪我をしにくいというイメージがありますが、
足に関してはある程度の硬さがないと、安定せずに痛みやパフォーマンスの低下に繋がってしまいます。
人の体は、 ”安定する部分” と ”動く部分” が役割分担できていると、良い動きができます。
- 前足部(足の甲)が柔らかすぎる
- アーチを保持する筋肉が弱い
- プレー中に床を強く蹴れていない
- 膝や股関節の使い方が悪い など
上記の足部機能は、複雑でそれぞれが関連し合っています。
ここでは細かくは説明しきれませんので、また別の機会に説明できればと思います。
4.バスケにおける足裏を痛めやすい動き
ジャンプ動作
下動画のジャンプは間違った例です。
ジャンプをする瞬間や、着地の瞬間にアーチがつぶれていることがよくありません。
チェックポイントは、以下の2点です。
- つま先が外を向いていないか?
- 膝が内側を向いていないか?
つま先より膝が内に入ると、アーチをつぶす力が働きます。
バスケットではジャンプ動作は多いです。
また、そのアーチをつぶす脚の使い方は、ランニングの一歩一歩にも出現します。
ということは、バスケットプレー中に常にアーチはつぶされていくことになります。
だから、足底腱膜は何千回も何万回も伸ばされ、炎症が起きるのですね。
5.足のアーチを高めるトレーニング
足を硬く安定させて、足のアーチを高く保持できるようにする運動です。
バスケの特徴は、床とバッシュ(バスケットシューズ)が滑ることがなく、瞬間的にストップし、切り返し、ダッシュやジャンプすることです。
それは、ジャンプ、ダッシュやストップの動作では、足に非常に強い負荷がかかることを意味します。
常に膝の位置がブレないように、足部を硬くし、安定させる”硬い足”を作らなければいけません。
そのため、コート外で足の筋力トレーニングをしっかりと行うことがとても大切になります!
ヒールレイズ
下腿三頭筋(かかとを高く上げる筋肉)のトレーニングです。
足部が硬くないとかかとが高く上がりません。
ですので、足部を硬くしようと下腿三頭筋以外の筋力も強化することにつながります。
【やり方】
- 足趾は使わず(床を足趾でつかまない)、親趾と小趾の付け根(母趾球と小趾球)で押す
- かかとは真っ直ぐ上げる
- こぶし1つ分高く上げる
アンクルホッピング
先ほどヒールレイズの発展で、スポーツレベルまで運動強度を高めます。
自分の体重をジャンプさせるために、瞬発的に強い筋出力が求められます。
また、着地時に落下したエネルギーに負けないように着地の衝撃を受ける必要があります。
そして、すぐに足部で反発して床を叩きます。
【やり方】
- 足趾は起こして(背屈)、足部を硬く安定させる
- 膝は使わずに、足関節のみで飛び跳ねる(足関節を大きく動かす)
- 着地では、母趾球と小趾球で音が出るくらい地面を強く叩く
- 着地に続けて、すばやく飛び跳ねる(着地のエネルギーを利用し、反発をもらう)
6.最後に
バスケは足部の機能がとても大切です。
足部の機能を高めれば、ケガの予防だけではなく、「瞬発力を高める」こともできます。
このブログを見たことを機会に、ぜひ足部の筋力トレーニングをしてみてください。
もし、自分では難しいと思ったら、当院へご相談ください。
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