歩くと痛い!股関節が痛くなる原因とは?(変形性股関節症など)

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1.体重がかかると股関節が痛くなる

歩く・立つなどの体重が股関節にかかるだけで痛くなっていませんか?

それは股関節の使い方や体重をかけている筋肉が間違っているだけかもしれません。

自分の歩き方や立ち姿勢を一回見直してみましょう

歩くと痛い股関節の痛み

2.変形性股関節症とは?

変形性股関節症は時期によって区別されます。

前期では「軟骨の厚さが薄くなる」、「軟骨下骨が硬くなる」

進行期、末期では「骨棘」や「骨嚢胞」といった骨にとげができたり空洞ができてしまいます。

最終的には関節軟骨がなくなり骨が露出してしまいます。

変形性股関節症の進行状況

参考:日本整形外科学会https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html

3.股関節でよくある症状(痛みやしびれ)

・股関節前外側の痛み

・股関節内側の痛み

・股関節外側から膝の外側にかけての痛みやしびれ

・すねの外側の痛みやしびれ

・股関節が曲がりにくい、開かない

・動かすとぽきぽきと音がする

・歩幅が狭くなってしまう

これらの症状がすべてではありませんが、股関節に問題を持っている患者様は上記の症状を訴えることが多いです。

痛みだけではなくしびれが起きる理由としては、股関節には多くの神経が存在しています。

そのため、股関節の使い方によって神経が圧迫や引き伸ばされるストレスがかかったり、神経自体が癒着することにより神経症状を起こしてしまいます。

4.なぜ痛くなるのか

股関節の前外側や内側などに共通している原因は、”股関節の前側ばかりを使ってお尻の筋肉”を使えていないことが大きな原因となります。

細かい原因はたくさんありますが、お尻が使えない人のよくある問題点として

・下部腹筋が弱く股関節を前に突き出して立つ、歩く

・股関節(膝)を内側に閉じながら立つ、歩く

・つま先を外に向けながら立つ、歩く(ガニ股)

・骨盤を後ろに倒して(腰を丸めて)座る

こういった自分ではなかなか気がつけない、股関節の使い方や姿勢のつみ重ねが股関節の痛みに深く関連しています。

5.骨模型で表す股関節の動き

正常な動き

股関節は球関節と呼ばれ、丸い骨頭とおわん型の関節窩で形成されています。

そのため広い可動域を持ち、正常であればとてもスムーズに動かすことのできる関節です。

股関節を正しく使う条件

・骨盤の安定

股関節を正しく使うためには土台となる骨盤がグラつかないように安定していなければなりません。

そのためには腹筋と背筋を使って骨盤を真ん中の位置に保持する必要があります。

・お尻の筋肉で体重を支える

股関節の前側の筋肉で支えてしまうと痛みが出やすくなってしまいます。お尻で支えるためには前方重心にして上半身を少し前に倒すイメージが必要です。

・股関節や膝をねじるにように使う

股関節を内側によせたり、膝をねじったりすると股関節の内側の筋肉を過剰に使ってしまい変形を助長したり、痛みに繋がってしまいます。(特に女性に多い)

正しい股関節の使い方は骨盤の幅で立ったり歩いたりするのが正常です。

6.股関節の正しい使い方と悪い使い方

正しい使い方

○股関節を正面に向ける

○つま先重心で立つ歩く

○下腹部を凹ませて腰を前に出さない

○骨盤を立てて座る

○背中から腰をまっすぐにする

よくある悪い使い方

×股関節を内側にとじる

×かかと重心

×腰を前に突き出す

×腰を丸めて座る

×猫背

正しい使い方は、人によって個人差はなく、正解は1つしかありません。

しかし、悪い使い方はその人の生活習慣やくせによって様々なパターンがあります。

1つの動作をなおせば症状が改善する人もいますし、複数の原因動作をもっている人もいます。

そういった場合は、優先順位を見極め1つずつ確実に修正していくように計画を立ててから施術します。

7.効果的な運動療法

股関節の使い方を改善するために大木接骨院で行っている運動療法を一部ご紹介いたします。

自分ひとりで正しく行うのは非常に難しいですが、自分の動作と見比べてみると問題点が見つかるかもしれません。

前屈

ものを拾うときや顔を洗うときなどの、股関節の使い方を改善するための運動です。

ポイント

1.腰や背中ではなく股関節を曲げる

2.左右の股関節を均等に曲げる

3.つま先重心にする

体を丸めながら前屈をする人が多いので、しっかりと股関節から曲げる習慣をつけることが正しい動作の秘訣です。

片脚スクワット

歩行や階段などの移動するときの股関節の使い方を改善するための運動です。

ポイント

1.つま先と膝を正面に向ける

2.つま先重心で体を前に倒す

3.地面を押すようなイメージ

膝を内側に捻る、膝を後ろに引くように伸ばすなどといった間違いがよくあるので注意しながら行ってください!

比較的長引く傾向にある股関節の痛みですが、原因となっている姿勢や動作を明確にして改善することで症状をコントロールすることができます。

「歳のせいだと思う」「運動は苦手」と思っている方でもあきらめるまえに一度ご相談ください!

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