●原因の特定
まずは、痛みの原因を明確にします。
姿勢検査と歩行検査を行い、姿勢と動作から身体の使い方の特徴を見つけ出し、問題となっている日常生活動作を特定します。
今回の患者様の場合は、仕事中に股関節を前に突き出して作業台に寄りかかっていたことと、片足体重で膝を反らせながら仕事をしていたこといよる痛みでした。
●カラダの状態
毎日のように長時間同じ姿勢を続けていたことによって、股関節の前側・膝の裏・太ももの裏に強い癒着が起きていて、腹筋・背筋・殿筋に筋力低下の傾向がみられました。
●施術方法
まずは、症状が出ていて癒着が発生している股関節の前側と膝周りの筋膜リリースを行います。
股関節の症状は神経の癒着にっよって起きている痛みが強かったので、神経を直接さわってリリースをおこないます。
膝を反らせる方向への筋肉が癒着していたため、癒着をリリースして正しい位置へ修正しやすくします。
●経過
通院1ヶ月弱で痛みは10分の1程度まで下がり、日常生活で困ることがなくなりました。
痛みが取れてからは腹筋、お尻、太もも、ふくらはぎなどを再発予防のために筋力強化と歩き方や立ち方などの動作修正をより意識的になっていきます。