検査で根本原因を見つけ出し、原因から施術する

1.特徴

根本原因を見つけ出し、根本原因を施術していきます。

そのためには、検査(姿勢検査や歩行検査など)で姿勢・動作の問題点を洗い出します。

参照「検査について

姿勢・動作に問題点が見つかれば、筋膜リリースと運動療法にて理想的な姿勢・動作に改善します。

膝の運動療法

2.慢性的な痛みに対する考え

痛みは原因から生じる

「結果は、原因から生じる。原因がなくなると、結果もなくなる。」

当たり前のようなこの原則も、実践できている施術は本当に少ないです。

大木接骨院では、痛みの原因を以下のように考えます。

”悪い”姿勢・動作 → 関節ストレス → 組織損傷 → 痛み・変形

”悪い”姿勢・動作こそが原因であり、関節ストレスにより組織損傷を生じさせます。

つまり、本当に施術すべきは”悪い”姿勢・動作になります。

結果に対する施術では解決しない

「痛みを止め」などは結果(痛み)に対する対応になります。

日常生活の苦痛を一時的に和らげるという意義はあります。

しかし、原因は解決しません。

それなのに「骨・筋肉・関節」の分野では、

痛み止めやマッサージが行われています。

これが当たり前となり、結果への施術がおかしいことに気づきにくくなっています。

それをおかしいという考えを私たちは体験しています。

原因が明確であると原因が施術できる

歯医者さんに行って、虫歯を痛み止めで良くしようとする人はいません。

それは虫歯の原因が、菌の繁殖だと明確にわかっているからです。

原因が明確であると、原因を施術することが当たり前に行われます。

裏を返すと原因が明確でないからこそ、

痛み(結果)に対して施術を行うことが一般的になっています。

それに気づいているからこそ、

大木接骨院が新中野で原因に対して施術しなくてはいけないと考えます。

年齢は原因になるのだろうか

一般的な関節の痛みの説明でよく聞かれる言葉に、以下のようなものがあります。

「歳のせいです。」

「生涯、仲良く過ごしていくしかないですね。」

関節の痛みを、歳のせいであるという説明はよく聞きます。

しかし、もし歳のせいであるとするなら、同世代の人たち全員が膝に痛みを持っているはずです。

歳は全員がとるものだからです。

けれど、実際は膝が痛くなる人と、痛くならない人がいます。

この事実から痛みが出るか出ないかの差は、個人間の何かしらの差にあると考える方が自然です。

私たちはその差こそが、姿勢・動作であると考えています。

肩の運動療法

長く臨床で感じていたこと

私も整形外科勤務時代に、整形外科での施術と付属デイサービスでの機能訓練の2つを行っていました。

整形外科でも、デイサービスでもいつも「痛み」と「筋力低下」の問題に同時に直面していました。

「筋力低下」がひどいと関節が安定せず「痛み」は改善しませんでした。

「痛み」がひどいと動けないので「筋力低下」は改善しませんでした。

一般的な医療の常識・教科書・医学書の施術を参考にしました。

来る日も改良を重ねても「痛み」と「筋力低下」を改善できませんでした。

数々の経験から「筋力低下」から解決しないといけないことが分かりました。

原因から考える必要性を肌で感じていた

今思い返すと、私は「痛い」「筋力が低下している」「関節可動域が少ない」など、
眼の前で見えている症状を施術しようと一生懸命でした。

その頃は何となく感じていた施術への違和感は、
今振り返ると足らない視点があったのです。

私は眼の前にある膝しか考えておらず、
患者様の日常生活すべての姿勢・動作を良くするという視点がなかったのです。

「自宅に帰ってからの膝」「日常生活での膝」は施術できていませんでした。

患者様は1週間に168時間 / 10,080分あります。

週1回施術したとして、たった10分の施術で関節を良くしようと一生懸命でした。

本当は、次来るまでの10,070分間での膝の使い方を良くしないといけませんでした。

私の見ていない時間に患者様がどう過ごすか。

そこまで考えて施術しなくてはいけない。

私は眼の前にある関節をどうやって良くするか、
一生懸命に考えているからこそ目の前の症状に囚われていたように思います。

「痛み」と「筋力低下」は結果である

多くの経験から私は1つの結論に達しました。

”悪い姿勢・動作が「痛み」と「筋力低下」を生じさせる”

「痛み」の原因は「筋力低下」ではなく、「筋力低下」の原因も「痛み」ではない。

2つの原因は悪い姿勢・動作にあったのです。

正しい姿勢・動作は日常的に使う筋肉を強く大きくしますし、
同時に関節へのストレスを減らして痛みが減るのです。

原因は”悪い”姿勢・動作であり、
「痛み」も「筋力低下」も結果であるのです。

試行錯誤の結果として、施術の限界はどこなのか、
本当に必要なのは何かがわかってきた気がしました。

この気づきが、開業して運動療法を追求しようという強い動機となりました。

「痛み」と「筋力低下」を改善する方法は運動療法しかありませんでした。

自己体験を通じた理論の発展

その後、慢性的な痛みが正しい姿勢・動作の習得で改善できることを、
自分を通して経験し、発展させてきました。

私自身も腰痛、肩こりがあったり、片頭痛やめまいのために大きな病院で救急外来を受けたりもしました。

腱鞘炎、テニス肘、アキレス腱断裂など数多くのケガを経験じました。

これら全てが、私の身体の使い方が間違っており、
身体に負担をかけていたから生じていたことを実体験させてくれました。

これらの理論のベースは、私自身のオリジナルではなく、
アメリカの高名な理学療法士が提唱する運動機能症候群という考え方や、
それに対する運動療法を参考にしてきました。

自分の身体を通じて、その理論を深く理解し、
患者様に実際に適応できるまでになったのです。

3.施術方法

筋膜リリースと運動療法によって姿勢・動作を修正していきます。

施術対象

  1. 首の痛み:デスクワークや家事の繰り返しによる肩こり など
  2. 背中の痛み:長時間の前かがみ作業による痛み など
  3. 肩の痛み:手が挙がらない、肩がこる など
  4. 肘の痛み:力を入れると肘が痛い、テニス肘 など
  5. 手首の痛み:腱鞘炎、手をついた痛み など
  6. 指の痛み:横に曲がった痛み など
  7. 腰の痛み:前かがみでの痛み、寝返りでの痛み、歩行での痛み など
  8. 股関節の痛み:立ち上がりでの痛み、歩行での痛み、階段での痛み など
  9. 膝の痛み:立ち上がりでの痛み、歩行での痛み、階段での痛み など
  10. 足の痛み:立っている痛み、歩行での痛み など
  11. 歩行の不安:フラフラする、上手に歩けない、長距離歩くと大変 など
新中野の大木接骨院は椅子座位での運動療法

主な対象疾患

  • 肩こり
  • 四十肩
  • 腱鞘炎
  • 変形性関節症による痛み(首・肩・背中・腰・股関節・膝・足首など)
  • 慢性腰痛
  • 坐骨神経痛
  • テニス肘
  • ばね指 など
新中野の大木接骨院は股関節の動きを変えるための前屈

上記の慢性的な痛みは保険適応となりません。原則は保険施術対象外となります。

※ただし、長期の痛みがあっても急性の原因で痛みが憎悪した場合などでは、保険適用となる場合があります。

私たちは姿勢・動作を改善することで、数多くの症例を施術しております。ぜひご相談下さい!

4.施術の流れ

”悪い”姿勢・動作を、関節ストレスのない”良い”姿勢・動作へと改善し、原因から施術を進めていきます。

1)原因を特定する(検査)

痛みを抱えていると日常生活を行うのはすごく大変です。

私たちは、まずは身体が回復しようとするのを阻止している関節ストレスを生んでいる原因を特定します。

つまり、どんな姿勢・動作しているのかを調べます。

組織を回復させる条件を整えることで、その痛みを早期に軽減させることを目指します。

”悪い”姿勢・動作 → 関節ストレス → 組織損傷 → 痛み・変形

参照:「検査とは

2)筋肉の緊張を緩め関節を良い状態へ改善する(筋膜リリース)

”悪い”姿勢・動作での関節は、”悪い”姿勢・動作に適した位置で硬くなっています。

この関節の硬さが、”良い”姿勢・動作を行いにくくしているので、筋膜リリースにより関節の硬さを取ります。

参照:「筋膜リリースとは

肩の痛みへの筋膜リリース

3. ”良い”姿勢・動作を繰り返す(運動療法)

関節が柔らかくなり、”良い”姿勢・動作を行いやすくなったので、”良い”姿勢・動作を繰り返します。

そうすることで、日常生活の中でどう姿勢・動作を改善すれば良いかわかるようになるので、患者様自らが日常生活の中で姿勢・動作を改善するようになります。

日常生活の中にある姿勢・動作という原因を施術するには、あなたが自らを良くする行動を取ることが必要です。

毎日ご自宅にて運動療法を行い、姿勢・動作を意識して生活を続けてもらいます。

 

参照:「運動療法とは

新中野の大木接骨院は運動療法での前屈を行う

現代医学に原因不明は多い

現代医学において正しい姿勢はそれほど重要とされていません。

現代医学は局所の観察が中心であって、身体全体から考えるということはあまりしません。

膝の痛みなどは「太ももの前の筋肉が弱っている人に痛い人が多い」という論文が根拠となって筋トレを勧めています。

「統計的に見て筋力があったほうが良いのであなたも太もも鍛えて」という理屈になります。

確かに、痛みがある膝では太ももの筋肉が少ないことが目立ち、施術する側も筋肉を鍛えることに着目しがちです。

このように「多くの人と同じようにあなたも〇〇するべきだよ」という根拠で施術を行っていることが多いのです。

そして、原因が明確に説明つかないので施術は「痛み」「筋力」などの目に見える症状に囚われてしまいます。

私たちは、患者様のお役に立てるよう考え続け、数々の工夫を行い、皆様の身体の問題を解決できるように準備しています。

もしどうしても骨・筋肉・関節の痛みにお困りでしたら、私たちにご相談ください。

ご不明な点や疑問がありましたら、よくあるご質問(FAQ)もご参照下さい。
交通事故施術Q&Aは別にページに記載しております。