左前腕部遠位端部若木骨折

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フットサルのプレー中、一緒に走っていた大人と同時に転倒し地面に手をつくとその手の上に大人が乗っかるようにして転倒したそうです。

運動障害としては手首を返せない・手の指の曲げ伸ばしができない(回外制限・手指屈伸制限)状態でした。

そして自分で左腕を支えるように右腕で持ちながら来院されました。

新中野の大木接骨院でフットサル中の転倒し左橈骨遠位端部若木骨折となった小学生

左の写真では、骨折をしていない右腕(健側)と若木骨折を受傷した左腕(患側)を一緒に撮影しました!

見た目もケガをしていない右腕に比べ骨折をした左腕は明らかに変形をしていて骨折部から手の指の方にかけて腫れています。

ですが、今回の患者様は小学校低学年のため、骨がパキッと完全に折れるわけではなく少し曲がる骨折です。

若木骨折は少し分かりづらいので、右の写真のように骨折している箇所を分かりやすくしました!

新中野の大木接骨院でフットサル中に転倒し左橈骨遠位端部若木骨折となった骨折部を分かりやすくマーク

そもそも前腕部遠位端部とは、どこなのか??

新中野の大木接骨院での橈骨遠位端部の若木骨折に対して橈骨や尺骨から手部にかけての解剖

「橈骨尺骨の両骨の骨折と言われても、どこが橈骨なのかわからない。。。」そんな方のために今回は、上記の写真を使って分かりやすく解説をしていきます!!

腕というのは3つの構成からなり、肩から肘にかけての上腕部と肘から手首にかけての前腕部、手首から指先にかけての手部です。この中で、今回”若木骨折”になったのが”前腕部“です。

前腕部“というのは上記の写真でいうとオレンジ色で書かれた”橈骨尺骨“から構成されています。今回は橈骨と尺骨の手部に近い遠位端の両方が折れてしまった若木骨折です。

若木骨折とは??

突然ですが、皆さんに「”生えてきたばかりの青々とした枝”」を想像していただきたいのです。

まだ完全に成長しきっていない青々とした”若い木”は、みずみずしいため端と端を持って一気に曲げても完全に折れず軽く曲がる程度です。このようなことが人の骨でも起こって折れてしまうのが「若木骨折」です!

ちなみに成人よりも小児(生後28日~12才まで)のほうが若木骨折になりやすいのです!

小児と成人の違いとは?

新中野大木接骨院で橈尺骨の若木骨折の成人と小児の違いについて解説写真

「大人と子供だと骨が違う」と聞いたことがあるかもしれませんが、具体的には何が違うのかをわかりやすく解説致します!

簡単にご説明させていただくと、上記の写真で書かれた海綿質(かいめんしつ)緻密質(ちみつしつ)の密度が基準になります。小児は成人に比べ密度が高いのです。これに加え、小児の骨は“コラーゲン繊維”を多く含んでいるため、とてもしなやかで柔軟性があるのです!

これらのポイントが成人の骨とは違うので“完全に折れづらく若木のように少し曲がったような骨折”になるのです!

このように、年齢・骨折する直前の状況など骨折の仕方もいろいろな状況で変化します!

新中野の大木接骨院では、どこを損傷しているか“超音波検査機”で詳しく検査することができ、スポーツ中のケガに特化した施術者がいますので、「骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷」などのケガをしても安心してご来院ください!


姿勢と動作を変え、原因からの施術を追求する
大木接骨院 新中野駅前院

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