

乳がん手術後に手を挙げると脇がつっぱる癒着を解消しませんか?
多くの乳がん患者様は手術後に、脇のつっぱり・癒着で悩みます。
手術ではリンパ節切除を行う人は、特に脇のつっぱりで悩む人が多いようです。
当院に、脇の突っ張りで痛みがあってテニスができない患者様がいました。
この悩みに対して私たちの技術、筋膜リリースが良い結果を出せました。
ですので、より多くの方に貢献したいと考え、このページを作成しました。

目次
1.乳がん手術後のよくある症状
乳がん手術後の脇の突っ張りやそれに伴う痛みは、乳房切除後疼痛症候群(PMPS)と言われています。
以下のような症状が見られます。
手術の範囲や場所によって様々に症状が生じます。
手術後に肩の可動域が狭くなり、自転車に乗れなくなる方もいます。
腕や手がむくむリンパ浮腫もあります。
実は、これらすべての症状は、筋膜リリースで解決できます。
なぜなら、これらは手術後の癒着によるものだからです。

2.乳がん手術後に脇の下がつっぱる(癒着する)原因
多くの乳がん患者様が、手術後に悩む症状の原因は癒着です。
手術によって周りの皮膚や筋肉が癒着を起こしているのです。
癒着によって、皮膚や神経が筋肉にくっつきます。
そのため、関節の動きに皮膚や神経、筋肉がついていけないので、脇のつっぱりが起こります。
しびれや痛みは、引っ張られた神経がダメージを受けているからです。
リンパ浮腫は、切除しており道が細くなっていることがあります。
その点は改善できません。
しかし、手術跡周辺の静脈やリンパ節が癒着によって圧迫されているのであれば、血流は改善する可能性はあります。
ですので、乳がん手術後のよくある症状は、癒着を剥がすことで解決するのです。
癒着が起こる原因
a.手術痕周辺の癒着
手術によって組織を摘出した際に、メスによる切断面が癒着を起こすからです。
手術により、体表の手術跡だけではなく皮下(体内)にも、手術の傷が多く生じます。
患部の摘出やリンパ節切除などの郭清により、広範囲の皮膚の下に傷ができるのです。
それら組織が修復する際に、周辺の様々な組織(神経、筋肉や皮膚など)が癒着するから脇のつっぱりが生じます。
b.放射線による皮膚の炎症
放射線により皮膚炎が起こり皮膚内の層が癒着します。
3.放射線治療後の皮膚の硬さ
放射線治療後もさらに皮膚が硬くなってしまいます。
放射線によって傷ついた組織が回復するときに、周りの組織と癒着して回復していくので、癒着が進んでいきます。
その回復過程が皮膚炎であり、皮下組織が癒着し、層になっている皮膚がすべらなくなるから硬さが出ます。
この皮膚炎の状態では、筋膜リリースはできません。
筋膜リリースは皮膚に負担をかけるからです。
手術の傷跡が安定した後に、当院にご来院ください。
4.施術(筋膜リリース)について
a.筋膜リリースは、乳がん手術後の癒着を剥がす施術
手術の傷跡(手術痕)が突っ張っているのではなく、手術の傷周辺が癒着しています。
癒着は炎症が生じることで起こります。
皮膚や神経、筋肉などの組織は、手術後の炎症によってお互いが癒着します。
手術後の癒着では、以下の2箇所を区別して考えます。
- 傷跡(手術痕)
- 傷跡の周辺(手術痕ではない箇所)
傷跡は瘢痕組織で結合するので、剥がすことができません。
※筋膜リリースは、傷跡を剥がす技術ではない
一方で、傷跡の周辺は炎症により本来別々の組織がくっついて(癒着して)動きが悪くなっているだけです。
ですので、剥がすことで別々の動きが取り戻せます。
筋膜リリースは、剥がす技術ですので、乳がん手術後の癒着を解決する方法として有効です。

私たちは以下ような”強み”を持っています。
- 肩周辺の解剖学をしっかり学んでいる
- 筋膜リリースという「癒着を剥がす施術」を得意とする
- アキレス腱断裂のリハビリで同様の症状による実績が豊富
私たちが得意とするアキレス腱断裂のリハビリでは、以下のような実績が数多くあります。
- 癒着で動きの悪くなった関節可動域を広げてきた
- アキレス腱周辺の神経の癒着を剥がしてきた
- アキレス腱治療過程で起こる足部の浮腫を改善してきた
b.施術可能な時期
施術(筋膜リリース)は、手術跡が安定していることが必要です。
ホルモン剤治療中などで、傷跡が安定していれば施術はできます。
以下の時期は施術できません。
- 傷跡が安定していない
- 放射線療法による皮膚炎がある
- 抗がん剤治療中である
- 乳房再建術を行っている
- がん転移の可能性がある
c.施術部位
筋膜リリースでは、乳房部は触りません。
脇の下(腋窩)から体の横(側胸壁)にかけて施術します。
肩が挙がらないことやしびれの原因は、主に腋窩から側胸壁に原因があることが多いです。
そのため、乳房を触る必要がありません。
d.実際の施術
下記動画にあるように私たちの施術は、「指でこする」技術です。
動画の患者様は右乳がんで手術後に右肩を挙げる際につっぱりに長く悩んでいる方です。
右の右脇の下(側胸壁)が癒着しており、その癒着をはがしている場面です。
d.料金
乳がん手術後つっぱりケア
姿勢検査/カウンセリング/施術プラン(筋膜リリース・運動療法)
カウンセリング/施術プラン(筋膜リリース・運動療法) ※通院8回終了後ごとに経過確認検査を行うのでカウンセリング料(3,950円)がかかります
施術プラン(筋膜リリース・運動療法)
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まずはお電話かLINEでご相談ください。
「電話受付」
平日 8:30~12:30|15:00~20:00
土曜 8:30~12:30|14:00~17:00
日曜 8:30~12:30
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土曜 8:30~12:30|14:00~17:00
日曜 8:30~12:30
休診日:木曜・祝日
※当院は予約優先制となっております。
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5.[症例]乳がん手術後にテニスがしたい患者様
乳がん手術後に医師から「痛くなければテニスしていい」と言われた患者様がいました。
テニスをすると胸が痛くなったり、サーブを打つときに脇が突っ張り痛みを出していました。
放射線治療の予定もありましたが、テニスが好きで、一日も早く復帰したいと相談がありました。
私たちの検査によって、脇の下で筋肉と神経が癒着しており、力を入れると神経が引っ張られ、痛みが出ていると判断しました。
また、治療期間の安静により筋力低下が生じて、ボールに打ち負けていることも痛みの原因と考えられました。
そこで、脇の下を筋膜リリースして、筋肉と神経を別々に動けるようにしていきました。
すると徐々に筋力も上がっていき、数ヶ月で症状が軽減していきました。
注意)治療経過は個人差があり、手術後の状況によります。

6.乳がん手術後の脇のつっぱりは解決できる!
乳がん手術後は、脇の下の皮膚・筋肉が神経を引っ張り痛みが出ていると考えます。
その場合、筋膜リリースが有効であると考えます。
あなたは、きっと乳がんと宣言されてから、たくさんの苦労を乗り越えてきたと思います。
でも、これからもまた楽しい人生が必ず送れます。
私たちと一緒に症状を解決し、楽しい人生を送りましょう!
乳がん手術後の脇の突っ張りなどの症状でお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。
Q&A
施術での服装は何がいいでしょうか?
脇を施術するので、下着をブラトップ(ユニクロ)の上に薄手のTシャツを着てください。
【夏】ブラトップ + Tシャツ(伸縮性があり薄手)
【冬】ブラトップ + ヒートテック(同上)
以下のような下着は施術の妨げになります。
脇を締め付ける下着(スポーツブラなど)
脇にワイヤーがある下着(通常のブラジャー)

乳がん治療中ですが、施術は可能ですか?
ホルモン剤治療中などでも、傷口が安定している場合は施術できます。
以下の時期は施術できません。
・傷口が不安定である
・放射線療法による皮膚炎がある
・抗がん剤治療中である
・乳房再建術を行っている
・がん転移の可能性がある
人により様々な状況が考えられますが、皮膚や傷跡が安定していることが必要です。
脇がつっぱる症状やしびれなど、日ごとに進行します。
治療終了するまでの期間は長く感じ、不安かと思います。
私たちは持てる技術でその症状を少しでも解決することで、お力になれると思います。
そのことに希望を持っていただき、長い治療期間終了後にぜひご相談ください。

なぜ乳がん手術(オペ)後に脇がつっぱりますか?
手術によって組織を摘出した際に、メスによる切断面が癒着を起こすからです。
手術により、体表の手術跡だけではなく皮下(体内)にも、手術の傷が多く生じます。
患部の摘出やリンパ節切除などの郭清により、広範囲の皮膚の下に傷ができるのです。
それら組織が修復する際に、様々な組織(神経、筋肉や皮膚など)が癒着するから脇のつっぱりが生じます。

なぜ乳がん手術(オペ)後に手が挙がらなくなりますか?
脇の下の筋肉が癒着すると、手を挙げる際に、動きを邪魔します。
その癒着は、筋肉だけでなく皮膚や神経にも広がっていることが多いです。

なぜ乳がん手術(オペ)後にしびれが生じますか?
詳細は不明ですが、神経が癒着するとしびれが生じます。
当院の推測では、神経周辺の癒着により神経への動脈が圧迫を受け、神経への血流障害が生じていると考えます。
正座をして、しびれている状態と同じです。
癒着をはがすと、しびれが解消するのは、血流が再開するためと考えます。

施術(筋膜リリース)はどのような症状に効果がありますか?
個人差はありますが、「乳房切除後疼痛症候群(PMPS)」に対して効果的です。
手術の範囲や場所によって様々に症状が生じますが、以下のような症状が対象です。
「乳房切除後疼痛症候群(PMPS)」
乳がん手術後の脇の突っ張りやそれに伴う痛み
■肩を動かすと脇がつっぱる
■肩を動かすと背中・脇が痛い
■肩の可動域が悪くなった
■皮膚が硬い、しこりがある
■脇、腕や手が痺れる
■腕や手がむくむ(リンパ浮腫)

乳がん術後の脇のつっぱりに、ストレッチは有効ですか?
安全ですが、癒着を剥がす効果はありません。
ですので、短時間で効果はなくなってしまいます。

脇のつっぱりがセルフケアでは改善しませんが、継続すべきでしょうか?
セルフケアでは、ストレッチや軽いマッサージなどを行っていると推測します。
そのような施術では効果は薄いと思われます。
解剖学を理解して、筋膜リリースの高い技術力を持つ当院に、ぜひご相談ください。

乳がん術後の脇のつっぱりケアは、できるだけ早く行ったほうが効果はありますか?
関節の動きが停滞すると、癒着は広範囲になります。
ですので、早く始めたほうが良いと言えます。

1年以上経った乳がん術後の脇のつっぱりには、効果がありますか?
何年経とうと癒着は剥がすことができます。
ぜひご相談ください。

乳房再建術(エクスパンダー)をしていても施術をできますか?
エクスパンダー使用中などの乳房再建術の途中は、施術できません。
乳房再建術後で傷跡が安定しているなら、乳房部は触れないように施術を行います。
施術をせず、カウンセリングだけでもご相談いただけます。
どんな施術か不安な方は、お気軽にご相談ください。
乳がん手術後の脇のつっぱり・癒着ケアの詳しい説明はホームページでも!
乳がん手術後の脇のつっぱり・癒着ケア関連ブログ一覧
乳がん手術後の脇のつっぱり・癒着 症例紹介
私たちは、患者様のお役に立てるよう考え続け、数々の工夫を行い、皆様の身体の問題を解決できるように準備しています。
もしどうしても骨・筋肉・関節の痛みにお困りでしたら、私たちにご相談ください。
ご不明な点や疑問がありましたら、よくあるご質問(FAQ)もご参照下さい。
交通事故施術Q&Aは別にページに記載しております。
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