アイシングは有効か?最新のRICE処置

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こんにちは、新中野 大木接骨院の大木です 🙂 
皆さん、ケガをしたときはまず何をしますか?
足首の捻挫では、どうでしょうか?

「アイシングをします」「足を高く挙げておきます」という方、結構多いと思います。

そう、今回はRICE処置の最新知見についてです。

RICE処置とは

RICE処置とは、1978年にDr.Gabe Mirkinが発表して以来、ケガをした際に最初に行う初期処置(応急処置)としてスタンダードなものです。

具体的には、患部に対し、4つの処置を行うことです。

  1. 安静(Rest)
  2. 冷却(Icing)
  3. 圧迫(Compression)
  4. 挙上(Elevation)

RICE処置の目的

目的は、

  1. 痛みを軽減する
  2. 腫れを抑える

結果として組織回復が早まるのです。

これからのケガの初期処置|RICE処置

RICE処置は逆効果では?

日本では医療関係者なら常識と思われているRICE処置ですが、

な、なんと

RICE処置の創案者、Dr.Mirkinは、自身のホームページにて

「RICE処置は回復を助けるのではなく、遅らせているのかもしれない」

と発表しています 😯 

ケガしたときに起こる炎症は、組織を回復させるために必要な過程です。

だから、炎症を抑え込むということは、回復を遅らせることになります。

参考文献 1)「足関節捻挫後のCRPS を回避する対応」 土屋 潤二 Sportsmedicine 171 ブックハウス・エイチディ

アイシングは20分

「ケガしたら冷やす」というのは、日本では小学生でも知っているほど生活に浸透しています。

しかし、ヨーロッパではRICE処置に関して、日本とは少し異なる見解だそうです。

特にアイシングは、科学的根拠が証明されている20分までしかアイシングしないそうです。

その後は回復をジャマしないように安静にするそうです。

参考文献 2)「アイシングの有効性を巡る文献的考察」 三貴 貴弘 Sportsmedicine 171 ブックハウス・エイチディ

本日のまとめ

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

炎症はカラダにとって必要な、組織を回復する過程です。

つまり、腫れたり発熱すること自体は、回復しようとする自然のカラダの反応なんです。

それを無理に冷やしてジャマをすることになっている一面もあります。

カラダの反応も過剰な反応はよくありません。

ですので、最初の腫れが最も強いときに、アイシングをして過剰な反応を抑えつつ、その後は回復過程を妨害しないように、アイシングをしないという考え方がいいかもしれませんね。

この記事を読んで下さった皆さんは、回復のための炎症を理解しながらRICE処置をしてください。

最後に今日の一言。

炎症は、回復に必要である

みなさまにとって毎日が健康でありますように 😀 


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