変形性関節症の中で最も有名なのが変形性膝関節症です。

有名ということはそれだけ患者数が多いということで、国内には1000万人もの変形性膝関節症の人がいると言われています。

なぜこんなにも膝の変形で悩んでいる人が多いのか解説してきます。

参照:日本臨床整形外科学会

1,変形性膝関節症の概要

変形性膝関節症と杖のリスク

●変形膝関節症とは

加齢などにより、関節軟骨の弾力が低下し、使い過ぎによりすり減ってしまうことで関節の形が変わってしまいます。

変形の程度には大きく差があり、外見上変形していなくても関節は変形が起きていたりする場合もあります。

O脚やX脚というのも変形膝関節症に含まれます。

●変形性膝関節症になりやすい人

日本では50歳以上の1000万人は変形性膝関節症による痛みを感じたことがあります。

男女比は1:4と圧倒的に女性の方が多く、年齢があがるにつれ罹患率も上がってきます。

よく言われる原因として、肥満、加齢、遺伝などがあります。

加齢により関節軟骨の弾力が落ち、体重増加により膝にかかるストレスが増えるからと考えられています。

参考:「日本整形外科学会」

2,変形性膝関節の特徴

階段を昇る時の膝の痛み

●若くても痩せてても起きる

高齢の肥満体型の人に多いと言われている変形膝関節症ですが、その逆の若くて痩せている人でも変形していいる人は意外と多くいます。

その理由として文化的背景が1つの理由として考えられます。

日本での変形膝関節症は欧米諸国にくらべて多く、その理由として床生活の文化、女性は膝を閉じるという教育などが考えられます。

正座や横すわりでは膝にストレスをかけ、膝を閉じることで解剖学的に捻れが起き、それらを今までの人生で長時間繰り返すことによっても変形は発生することがあります。

●変形性膝関節症の進行具合

・前期

膝を捻った状態で体重を乗せる事により関節軟骨にストレスをかけます。

その結果、関節軟骨の弾力性は徐々に失われクッション機能が低下していきます。

しかし、外見上やレントゲン写真上は変化は見受けられません。

・初期

軟骨が摩耗して関節軟骨の弾力性が少なくなってしまうと、軟骨下にある骨に上手く体重を分配していた機能が失われてしまいます。

その結果、部分的に体重がかかるようになり、荷重されている部分の骨が硬くなってしまいます。

さらに、その周辺の骨が負担を避けようとして変形を初め骨棘と言う骨でできたトゲを形成します。

・進行期

さらに関節軟骨の摩耗が進むと骨棘の形成も進行し、関節の隙間が狭くなります。

レントゲン写真上でも変形性膝関節症の特徴が確認できるようになります。

日本人に多い内側型変形性膝関節症では膝の内側に体重がかかり続ける事によって変形が進行し、
一般的にO脚と呼ばれる変形が起こります。

・末期

変形性膝関節症の末期では関節軟骨が完全に摩耗し、軟骨の下にある骨が露出していまいます。

骨が露出することによってより硬くなり、関節面は象牙質に変化していきます。

参考:嶋田智昭・大峯三郎・対馬栄輝 「変形性関節症 何を考え、どう対処するか」

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