扁平足というと、「日本人の足の形」という見た目的なイメージが強いと思います。
しかし、解剖学的観点で考えると、扁平足は見た目的な問題だけではなく、痛みの原因の1つです。
扁平足による身体の痛みについて解説をしていきます。
1,扁平足の概要
●扁平足とは
本来は足の親指・小指の付け根と踵に効率よく荷重する役割を持っています。
しかし、扁平足の人は足の内側縦アーチという土踏まずの部分がつぶれて平らになっているしまっている状態になります。
●先天的と後天的
幼少期の頃は誰しもが扁平足で、大人になるにつれアーチは形成されていきます。
幼少時の頃からアーチが一度も形成されずに扁平足のまま成長する先天的な場合と、一度形成されたアーチを足の使い方などの影響で潰してしまう後天的な場合があります。
先天的な場合は足周囲に痛みを感じないことが多いと言われています。
2,扁平足の特徴
●扁平足が原因による痛み
扁平足が原因になる可能性のある場所は足だけに限らず、膝、股関節など他の場所にも影響を及ぼします。
リスクの高い場所について扁平足との関係性を解説していきます。
・足周囲
足の痛みでは足の裏、内外くるぶし周辺、踵、足の指など多くの場所が扁平足によって痛くなります。
足底腱膜炎や外反母趾も扁平足と深く関わっているため、痛みの場所によって右往左往するのではなく、原因となってる扁平足に目を向けることが重要になる場合もあります。
・ふくらはぎ、すね
扁平足のまま生活をしているとふくらはぎやすねに痛みを感じる場合があります。
アーチが潰れている人は体重が真っ直ぐに乗らないため、ふくらはぎやすねににある弱い筋肉で無理やりバランスをとろうとしてしまうため、負担をかけ痛みが出てしまいます。
・膝、股関節の痛み
膝や股関節の痛みの原因の1つはねじれです。
扁平足の人はつまさきが外を向いている状態にあります。
つまさきが外向きとうことは変わりに膝や股関節内側にねじってします
●アーチがつぶれてしまう理由
一度形成されたアーチがつぶれてしまう理由としては、立ち方、歩き方が大きく関与しています。
つまさきを外に向けて踵の骨を内側に倒すようにして体重をかけていると扁平足は進行してしまいます。
予防をするためには足の使い方だけではなく膝・股関節のお使い方や重心の位置など全身の使い方を知る必要があります。
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