【目次】
1.膝の過伸展とは?
2.膝の過伸展で膝が痛くなる理由
3.日常生活で起きやすい瞬間
4.膝の過伸展による悪影響
5.正しい膝の使い方
1.膝の過伸展とは?
膝の関節は肩関節や股関節と違って関節の動く方向が基本的に一つの方向にしか動きません。
ねじれや横方向にも少しだけ動きますが、基本的には”曲げ”と”伸ばし”がメインになっている関節です。
この伸ばす動作を”伸展”と呼び、膝を正常よりも伸ばしすぎることを”過伸展”といいます。
横から見ると膝がそっている様に見えるのが特徴です。
2.膝の過伸展で膝が痛くなる理由
膝は正常な状態だと大腿(太もも)と下腿(膝下)が垂直に並んでいます。
膝の過伸展が起きると、関節の隙間が圧迫されることにより半月板がはさみ込まれる現象が起きてしまいます。
膝の過伸展は楽に立てている感覚があるため、多くの人が立っている時にしてしまう姿勢の一つです。
しかし、実際には靭帯や半月板などの本来強く荷重する役割ではない組織に荷重してしまうため、耐えきれずに痛みを起こしていまいます。
3.日常生活で起きやすいシーン
日常生活で膝の過伸展が起きやすいシーン
・台所などの家事での立ち姿勢
・歩いている時
・電車でつり革につかまって立っている時
基本的に膝を伸ばしすぎるクセがある人は、立っている時はほとんど膝を伸ばしすぎていることが多いです。
その中でも、長時間立ちっぱなしだったり、長距離を歩いたりする仕事や生活習慣がある人は要注意です。
膝を過伸展させている時間が長ければ長いほど、関節や靭帯に負担をかけ、癒着と痛みを作ってしまいます。
4.膝の過伸展による悪影響
膝の過伸展を長期間続けていると、
・半月板のはさみ込みによる炎症や痛み
・後方靭帯の延長(膝がゆるくなる)
・膝関節周囲の癒着
・膝関節の変形
など、多くの悪影響があります。これらの影響が膝に加わり続けることで、変形や可動域制限など将来的に問題が起きやすくなってしまいます。
当院ではこれらに対して筋膜リリースと運動療法で膝を正しい使い方に修正します。
5.正しい膝の使い方
膝を伸ばしすぎないと言っても、どこが正しい位置なのか最初はわからないと思います。
わかりやすい判断基準としては
・横から見た時に膝が湾曲していないか
・正面から見た時にO脚になっていないか
明らかな過伸展では見ればすぐわかりますが、一般の人が見ても分からないレベルでの過伸展でも膝に痛みが出る場合もあります。
そういた場合は私たち専門家におまかせください!
大木接骨院では姿勢検査や歩行検査といった写真や動画を使うため、難しい原因でも患者様にわかりやすく説明できます。
姿勢と動作を変え、原因からの施術を追求する
大木接骨院 新中野駅前院
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