【症例】捻挫グセによる足の痛み

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40代 会社員の女性

ご趣味でダンスやピラティスをやられている患者様です。

今回のお悩みは、足首を捻りそうになり踏ん張ったら痛みが出てしまったそうです。

また、数年前から右足の捻挫グセがあり、一年ほど前からは左足も捻ってしまい、捻挫を繰り返していらっしゃいました。

1.足首の痛みの原因は?

最初にご来院いただいた時、立ち姿勢や歩き方がつま先を外に向けておりました。

つま先を外に向けてハの字にしていると、足にある距骨と脛骨という骨がぶつかるため、その部分に痛みが生じます。

また、歩く際に内側に捻るような方向蹴り出すため捻挫をしやすい使い方になり、常にストレスをかけて過ごしている状態でした。

2.根本から解決を目指す施術

筋膜リリース

今回の患者様は距骨という足の骨が前方にずれつま先が外を向いているため、まっすぐに骨がはまりづらくなっていました。

つま先をまっすぐ使いたいのに使えない。

ご本人の意思で修正しようとしても癒着によってやりにくい場合があります。

癒着で邪魔をしている筋肉や神経を筋膜リリースで癒着をはがすことで、正しい使い方で動きやすくします。

運動療法

脚全体の筋肉が不足していたため、ふくらはぎとお尻の筋肉強化を重点的に行いました。

当院の運動は、ただ踵上げ(ヒールレイズ)をするのではなく、体重をのせる位置や踵を上げる高さなど細かく指導を行います。

また、当院で行った運動を普段の歩き方や立ち方の時に意識をしてもらうことで、筋力も上がり正しい動きが身についていきます。

そうすることで、痛みや違和感が起きにくい体づくりを目指し行いました。

3.経過

現在は、計画通りに施術も進んでおり痛みはほとんで出なくなりました。

踵上げも片足で余裕でできるようになり、筋力も徐々についてきています。

しかし、その人が長年行ってきた癖を治すことは容易ではないため、今後も意識し続ける必要があります。

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