よく起こるスポーツのケガ No1|足関節捻挫

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こんにちは!

今回はバスケットボールやサッカー、バレーなどのスポーツによく起こる足関節捻挫について話したいと思います。

目次

1.足関節の解剖

2.捻挫の症状とは?

3.捻挫はなんでくせになるの?

4.こんな足の人は注意

5.アーチのある正しい足

1.足関節の解剖

この写真は足首(足関節)の内側にある骨です。

足の骨(足根骨)は全部で8個あり、そのうちの距骨という骨が足首の下にあります。

もう一つ足首を作る骨が脛骨(けいこつ)と言って、足首の天井と内側の壁を作ります。内くるぶし(内果)の骨です。

足関節内側の骨配置

この写真は足首の外側の骨と靭帯です。

先ほど見たように足首は脛骨と距骨で構成されていましたが、もう1つ腓骨という骨が足首の外側を構成しています。

腓骨の一番下の部分が外くるぶし(外果)になります。

外くるぶしから前にある靭帯が前距腓靭帯、後ろにある靭帯が後距腓靭帯、下にある靭帯が踵腓靭帯といいます。

この3つの靭帯はあわせて外側靭帯と呼ばれます。

足関節外側の骨配置

2.捻挫の症状とは?

主に次のような症状があります

  • 疼痛(痛い)
  • 熱感(捻挫で痛めた部位が熱を持っている)
  • 腫脹(腫れる)
  • 皮下出血斑(あざ)

以上の症状の中で、腫脹が大きく皮下出血の量が多い場合は骨折の可能性があります

専門家に相談し超音波などの検査機器で詳しく検査することをオススメします。

足関節捻挫では前距腓靭帯が最も多く損傷し、外くるぶしの前に痛みが生じます。

まれに、腫れているのは外側だけど内側も痛いという場合があります。

捻った際に内側の骨同士で衝突が起こったことからの痛みかもしれません。

足関節捻挫3

3.捻挫はなんでくせになるの?

自然と治るでしょ」とか、

無理すれば走ったりジャンプしたりできるし、部活に出なきゃ」と運動していませんか?

でも、「捻挫を完治しないまま放置したらクセになるよ」なんて一度は聞いたことがあるかと思います。

捻挫は軽視してはいけません。

この写真は学生時代にバスケットボールで捻挫を繰り返した足です。

足首が腫れぼったい感じです。

捻挫を放置して、キチンと治さずに痛みや腫れが引かず、無理し続けると、足首がゆるくなって(靭帯の安定性が低下)、捻挫を繰り返しやすい足になってしまいます。

捻挫を放置し続けた足関節

なので捻挫は軽視してはいけません

では、なぜ捻挫を軽視しているとこのようなことが起こるのか?

なぜクセになって捻挫を繰り返してしまうのか?

理由としては、捻挫により足首の骨を支える靭帯がゆるくなり、今までよりも簡単に足首がねじれてしまうからです。

足首が可動域以上に捻られることによって損傷した靭帯がキチンと対処しない伸びたままになってしまいます。

足関節を支える筋や靭帯などの施術は非常に重要です。

クセになってしまってからでもできることはあります。

捻挫が多いなと感じたら早めに専門家に相談することがベストかと思います。

4.こんな足の人は注意

写真のように本来アーチのある足底部がべったり床についていませんか?このような足を扁平足と言います。

アーチは衝撃を吸収する役割がありますが、扁平足の場合はそのアーチがないため衝撃を吸収できずに足に痛みが出やすく、不安定な足になります、

足関節捻挫が多発する扁平足の足

5.アーチのある正しい足

アーチのある疲れにくい足はこのような感じです!

皆さんの足は扁平足になっていませんか?また、捻挫を放置し続け捻挫足になっていませんか?当院では正しいアーチの作り方も指導しています。是非一度ご相談ください。

アーチのある疲れにくい足
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