腱鞘炎(ドケルバン)/手首の痛みの原因や症状について
2025.09.30

腱鞘炎(ドケルバン病)は、手首の親指側にある腱と腱鞘に炎症が起こり、動かすたびに痛みや違和感が生じる症状です。日常的に手や指を酷使する方に多くみられ、特に女性やスマートフォン、パソコン作業が多い方に発症しやすいのが特徴です。
症状としては、親指を動かしたときに手首の親指側に痛みが出る、物をつかむ・ひねる動作で強い不快感がある、腫れや熱感を伴うなどがあります。放置すると慢性化し、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
原因と悪化しやすい習慣

腱鞘炎の主な原因は、繰り返しの動作や手首への過度な負担です。
・スマホの長時間使用
・キーボードやマウスの連続操作
・育児や家事による抱っこや手作業
・スポーツでの手首の酷使
これらの習慣が続くことで腱や腱鞘に炎症が生じ、症状が悪化しやすくなります。
生活習慣の見直しとセルフケアの重要性

腱鞘炎は、手首に過度な負担をかけないことが改善の第一歩です。手の使い方を工夫したり、作業の合間に休憩を入れたりするだけでも回復を助けます。
また、軽いストレッチや温めによる血流促進も症状の緩和に有効です。
根本治療を目指す

当院では、腱鞘炎の根本的な改善を目指し、筋膜リリースと運動療法を中心に施術を行っています。
筋膜リリースにより、手首や前腕の筋膜の硬さや癒着を和らげ、炎症部位への負担を軽減します。さらに運動療法を組み合わせることで、手首の正しい動きを取り戻し、再発防止へとつなげていきます。
症状を抑えるだけでなく、日常生活で手を使いやすくすることを目的とした施術で、患者様の快適な生活をサポートします。
