シンスプリントの原因や症状について

2025.10.01

シンスプリントは、すね(脛骨)の内側や前側に痛みが生じる症状で、正式には「脛骨過労性骨膜炎」と呼ばれます。ランニングやジャンプなど、脚に繰り返し負荷がかかるスポーツで発症しやすく、痛みや違和感により練習や競技に支障をきたすことがあります。

 

原因としては、走り方やフォームの偏り、急激な練習量の増加、柔軟性の不足、偏った筋力バランスなどが考えられます。特に成長期の選手や運動量の多い競技者に多く見られます。

 

症状が進むと、歩行や走行、ジャンプ動作で痛みを強く感じるようになり、放置すると慢性的に脚の筋肉や骨に負担がかかり、回復が遅れる場合があります。

 

治療と生活習慣の工夫が改善のカギ

シンスプリントは慢性的になりやすい症状ですが、原因を一つずつ確認していくことで改善の可能性は十分にあります。

 

練習フォームや脚の使い方、筋力のアンバランスなど、日常の動作が症状に大きく影響するため、治療と同時に生活習慣や運動習慣の見直しも重要です。無理な運動を続けると改善が遅れることがあります。

 

ストレッチや軽い運動で脚の負担を軽減

施術と併せて、ふくらはぎやすね周辺のストレッチや軽い運動を行うことで、血流を促進し、筋肉や腱の柔軟性を高めることができます。これにより、痛みの軽減や再発防止が期待できます。

 

根本治療を目指す

当院では、シンスプリントの根本改善を目指し、筋膜リリースと運動療法を組み合わせた施術を行っています。

 

筋膜リリースでは、脚の筋膜や筋肉の硬さや癒着を解消し、血流やリンパの流れを改善することで、筋肉や骨にかかる負担を軽減します。

 

運動療法では、脚の正しい動作や筋力を取り戻すことで、走行やジャンプ動作の安定性を高め、再発防止につなげます。

 

筋膜リリースと運動療法の組み合わせにより、症状の改善だけでなく、再発防止もサポートします。患者様が安心して運動や競技を続けられるよう、根本的な改善を目指しています。