ブログ
アキレス腱断裂は手術しないと治らない?保存療法という選択肢【総論】

はじめに
スポーツ中に「ふくらはぎを蹴られたような衝撃」と共に歩けなくなる——アキレス腱断裂の典型的な受傷シーンです。「アキレス腱断裂=即手術」というイメージを持たれている方も多いのですが、近年は一定の条件下で**保存療法(手術をせずに固定・リハビリで治す方法)**を選択するケースも増えています。
このシリーズでは、当院で保存療法を受けられた患者様の実際の症例を交えながら、保存療法についてご紹介していきます。今回はその総論として、アキレス腱断裂の基礎知識と当院の治療方針についてまとめます。
アキレス腱断裂とは
アキレス腱はふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)とかかとの骨(踵骨)をつなぐ、体の中で最も強く太い腱です。ジャンプの着地や急なダッシュ・切り返し動作で強い牽引力がかかった際に断裂することがあり、バドミントン・バスケットボール・テニスなど、瞬発的な動きの多い競技で多く見られます。
手術療法と保存療法の違い
| 手術療法 | 保存療法 | |
|---|---|---|
| 方法 | 断裂した腱を縫合 | ギプス・装具固定+リハビリ |
| 再断裂率 | 低い傾向 | 手術に比べやや高い傾向 |
| 体への負担 | 手術・麻酔のリスクあり | 身体的侵襲は少ない |
| 入院 | 必要な場合が多い | 不要なケースが多い |
当院がサポートする保存療法では、再断裂率は手術療法と同程度で、入院も不要です。
近年は装具や固定方法の進歩により、保存療法でも再断裂率が手術療法と大きく変わらないとする研究報告も出てきており、年齢や競技レベル、断裂の状態などを踏まえて医師と相談しながら治療方針を選択することが重要です。
保存療法の一般的な経過(目安)
保存療法は主に以下のような段階を踏んで進みます(あくまで一般的な目安であり、個人差があります)。
- 固定期(受傷〜数週間):ギプスや装具で足首を底屈位(つま先を伸ばした状態)に固定し、腱の癒合を促す
- 可動域回復期:装具の角度を段階的に調整しながら、足関節の可動域を少しずつ広げていく
- 筋力・運動療法期:カーフレイズなどでふくらはぎの筋力を回復させ、動作分析をしながら歩行・ジョグへ移行
- 競技復帰期:ジャンプ・ダッシュ・方向転換など競技特異的な動作を段階的に取り入れ、復帰判定
当院での保存療法の特徴
当院でアキレス腱断裂の保存療法を行う場合、早い段階から筋膜リリースと運動療法を組み合わせたリハビリを行うため、癒着や可動域制限が生じることはほとんどありません。他院で保存療法・リハビリを受けられた後に可動域の問題を抱えて転院されてくる患者様も多くいらっしゃいますが、そうしたケースでも改善が見られています(詳しい症例は次回以降でご紹介します)。
固定角度を2週間ごとに調整する理由
他院では受傷から約5週間、同じ角度で固定し続けることが多いですが、当院では2週間ごとに固定角度を変えていきます。
初診時の固定 断裂部を近づけ、アキレス腱を太く回復させるため、つま先を下げた状態(底屈位)で固定します。この時期に無理に足首を90度に近づけて固定すると、アキレス腱が細く回復してしまい、再断裂のリスクが高まります。
2週間後の固定 断裂部がくっついて安定してくる時期です。固定を続けていると癒着が進行するため、この段階でリハビリによって可動域を広げやすくするために、足首を90度に近づけ、つま先を上げた状態に角度を変えていきます。
執筆者情報
大木正弘(おおき まさひろ)|大木接骨院 院長
- 柔道整復師免許取得:2009年
- 大木接骨院 開業:2014年
- 開業前は整形外科に勤務し、多くの外傷症例を経験
- 開業後、自身もアキレス腱断裂を経験。その経験を活かし、アキレス腱断裂に悩む多くの患者様の保存療法・リハビリをサポートしている
私たちは、患者様のお役に立てるよう考え続け、数々の工夫を行い、皆様の身体の問題を解決できるように準備しています。
もしどうしても骨・筋肉・関節の痛みにお困りでしたら、私たちにご相談ください。
ご不明な点や疑問がありましたら、よくあるご質問(FAQ)もご参照下さい。
何かご不明な点がございましたら、当院までお問い合わせ下さい。
- お電話|03-3382-5730
-
WEB限定クーポンあり!
WEB予約 -
LINEで気軽にチャット相談
ID検索「@ohki-sk」
姿勢と動作を変え、原因からの施術を追求する
大木接骨院 新中野駅前院
中野区中央4-6-7 GSハイム中野105
東京メトロ丸ノ内線 新中野駅 徒歩2分
月~水・金曜日 ~
土曜日 ~
日曜日 ~
木曜日・祝祭日は休診
Tel:03-3382-5730
大木接骨院ホームページ:https://ohki-sk.com/
マッサージでは解決しない痛みとスポーツのケガに特化した新中野の大木接骨院
